台湾軍が実弾演習公開 陸海空合同、中国念頭に防衛力誇示

2020年07月16日
台湾国防部(国防省)は16日、中部・台中の海岸と周辺海域で、定例の軍事演習「漢光演習」の一部を実施し、報道陣に公開した。中台統一を目指す中国の空軍機は6月、台湾の防空識別圏に4日連続で入るなど、周辺での軍事活動を活発化。軍事的脅威を増す中国を念頭に、大規模な実弾演習により台湾の防衛力を内外に誇示した。

米中軍用機が台湾周辺飛行 防空識別圏に

 三軍の長である蔡英文総統は観閲後、「演習により、国土を守るわれわれの決心と努力を国際社会に見てもらう必要がある」とあいさつ。「国家の安全はこびを売って得られるものではなく、最も堅固な国防が頼りとなる。全ての兵士が防衛の核心だ」と述べ、軍人らを激励した。
 演習は13~17日の日程で実施。16日は、周辺海域に到達した敵軍が上陸を試みる場面を想定し、陸海空軍による攻撃訓練を行った。主力戦闘機のF16や経国号(IDF)をはじめ、艦艇、戦車など48種類の装備が使われたほか、軍人ら8000人以上が動員され、約30分にわたって訓練を続けた。
 一方、16日午後、陸軍の観測ヘリコプターOH58Dが北部の新竹空軍基地を離陸した際に墜落、搭乗していた軍人2人が死亡した。ヘリは漢光演習の一環で新竹で行われた訓練に参加していたという。
200
201
202

117
116
115
114
113
112
111
110
109
108
107
106
105
104
103
102
101
100

漢光36号演習、戦力保守と緊急発進

中華民国国軍の定例実弾演習「漢光36号演習」は、13日午前に始まった。初日は、中共人民解放軍の軍機の侵攻を想定し、戦力の保守、領空の防衛に重点を置いた。13日早朝、F-16、IDF、ミラージュ2000などの戦闘機と、C-130ハーキュリーズ、P-3C輸送機は午前中に台湾東部、花蓮県の空軍佳山基地に移動、軍港に寄港していた軍艦も一斉に出港し、指定されたスポットに集結し待機していた。

14日は、陸海空の聯合防空作戦演習が行われ、敵機による領空侵犯が発生すると想定し、空軍のIDF戦闘機、ミラージュ2000戦闘機は緊急発進し、陸上の防空隊は陣地で戦闘訓練を行った。

漢光36号演習は7月13日から17日まで、5日間をかけて、実際の兵士による演習が行われている。兵棋演習は9月14日から18日にかけて行われる。

今年の演習では、去年に成立したばかりで、歩兵部隊、装甲部隊、砲兵部隊、軍用ドローン操縦士などで構成された「聯合兵種営」が初めて参加し、混合兵営の単独での作戦能力を検証する。なお、新型コロナウイルスの集団感染のリスクを下げるよう、演習の期間で避難訓練や交通規制は行われない。


漢光視導反登陸操演!蔡:國安非靠卑躬屈膝│中視新聞 20200716




漢光36號演習重要操演課目精華版



20200716 總統視導漢光 36 號演習「三軍聯合反登陸作戰」操演


 


戰在哪打兵在哪訓! 蔡英文視察反登陸聯合操演|寰宇新聞20200716


【完整直播】7/9 三軍聯合反登陸作戰操演 中部海灘實彈發射




漢光反登陸作戰 總統戴迷彩口罩校閱-民視新聞