島田理化工業株式会社(SPC ELECTRONICS CORPORATION)は、東京都調布市に本社をおく企業。創業は1946年。マイクロ波、ミリ波などを主体とした通信事業部門と、高周波誘導加熱を中心とした産業IH機器部門をもつ。
沿革[編集]
前身は日本海軍の第二海軍技術廠島田実験所。日本の超一流の科学者を総動員してマイクロ波に関する通称「Z研究」が行われていた。この研究には、後にノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎も参加していた。戦後、高周波技術を平和産業に役立てようと、1946年(昭和21年)主として高周波機器、電気諸計器並びに通信機の製造、販売及び修理を目的として、島田理化工業所を静岡県志太郡島田町(現島田市)に設立した。
- 1946年 静岡県志太郡島田町(現:島田市)に島田理化工業所を創業。
- 1947年 島田理化工業株式会社を設立。東京都千代田区に本社を、静岡県島田市に工場を設置。
- 1948年 東京都中野区に本社を移転。
- 1952年 資本金800万円に増資時、三菱電機が資本参加。
- 1960年 東京都調布市(現在地)に本社および本社工場完成移転。
- 1989年 東京証券取引所市場第二部に上場 資本金40億円に増資。
- 1991年 株式取引単位を1,000株から100株に変更。
- 2001年 東京証券取引所市場第一部に上場。
- 2009年 債務超過により、東京証券取引所市場第二部へ指定替え。
- 2010年 三菱電機との株式交換により完全子会社化、上場廃止。洗浄機器の生産終了。産業機器事業を本社へ移転。
- 2015年 移動体通信機器の生産終了。島田理化テクノサービスを本社に移転。
製造品目[編集]
- 同軸・導波管コンポーネント
- 通信機器
- 通信用送信機/受信機
- LNA、LNB(低雑音ダウンコンバータ)
- ミリ波/準ミリ波帯送受信モジュール
- 衛星通信地球局用モジュール
- 電子機器
- 産業機器
- 高周波溶解装置
- 高周波焼入・焼鈍装置
- 高周波焼バメ装置
- 高周波ろう付、半田付装置
- 薄板加熱装置(磁性・非磁性材対応)
- 塗装乾燥装置
- 高周波シール装置
- 半導体熱処理(CVD・エッチング・アニール)用高周波インバータ
年 | 内 容 |
---|
1948高周波誘導加熱機製作
1949塩化ビニールを溶接する高周波ミシンの製造販売開始
1951マイクロ波機器の製造販売開始
1953日本電信電話公社(現NTT)に日本初のマイクロ波中継回線用分波器を納入開始
1955防衛庁に航空機レーダ用測定器及び航法装置用測定器の納入開始
1960タカンシミュレータを防衛庁(現防衛省)に納入開始
1962情報関連機器(電算機周辺機器)の製造販売開始
1966電算機用マークテープ作成機の試作機完成
1973準ミリ波・ミリ波立体回路機器の開発開始
1978日本電信電話公社(現NTT)に移動無線用アンテナ共用装置の納入開始
1982衛星放送受信用低雑音増幅器(LNA)の輸出開始
1984VSATシステム用LNBを米国へ輸出開始
1985リニアック電源を米国へ輸出
1988超小型衛星通信地球局用機器(VSAT)の輸出開始
199438GHzミリ波デジタル無線装置を米国に輸出開始
1995移動通信デジタル基地局用送受信増幅装置の販売開始
199619GHz無線LANシステムを販売開始
2001移動通信基地局伝送路(エントランス)用無線システムの販売開始
2002インビル給電線共用装置の販売開始
2003携帯電話マイクロ基地局用屋外送受信増幅装置の販売開始
レーダ用スプリアス抑圧フィルタの販売開始
2004航空機搭載用アンテナ給電系導波管部品の販売開始
準ミリ波/ミリ波帯通信用モジュールの販売開始
2005溶解用大型高周波電源の販売開始
高周波薄板加熱装置の販売開始
2006IMT2000用多分岐ブースタの販売開始
2007高周波小型発振器,ユニット型発振器の販売開始
光伝送タイプ通信エリア拡張装置の販売開始
衛星搭載用導波管コンポーネントの販売開始
IMT2000用小型ブースタの販売開始
2008C帯衛星通信用小型低雑音受信機の販売開始
地下鉄不感地対策用アンテナ共用装置の販売開始
横型シャフト連続焼入れ装置の販売開始
非接触給電用インバータの販売開始
2009屋外基地局用送受信増幅装置の販売開始
2011衛星搭載用薄肉導波管の販売開始
2016ハンディ-CT小型高周波電源の販売開始
2017業務用IH調理器(WAVE COOKER®)の販売開始
2018PWM制御方式高周波誘導加熱電源の販売開始
ペニシリン乾燥機
ペニシリン原液の入った瓶を円盤に固定し、高速度で回転させながら排気し、高周波で乾燥させる装置。この装置によりペニシリン生産率は300~400倍となりました。
高周波ミシン
塩化ビニルなどの合成樹脂をギザギザに押しつけながら高周波熱で接着する装置。朝鮮動乱時、米国から兵器包装用カバーの注文がゴムメーカーに大量に入り、高周波ミシンが大きな成果をあげました。
分波器
複数の電波を合成したり、合成された電波から特定の電波を取り出す装置。電話回線の中継局で、必要な電波を取り出すのに使用されます。1952(昭和27)年、東京~名古屋~大阪間のマイクロ波回線敷設時、当社は日本電信電話公社(現:NTT)から分波器の指定メーカーとして認定されました。
移動無線用アンテナ共用器
複数の周波数電波を1つのアンテナで共用させる装置。昭和50年代前半、東京~名古屋~大阪圏での本格的な移動無線(自動車電話)サービスにあわせ、納入されました。
通信用コンポーネント
通信装置に組み込まれる多種多様なフィルタやコンポーネントを取り扱っています。
マイクロ波・ミリ波用フィルタ
フィルタとは必要な周波数の信号成分だけを通過させ、不要な周波数の信号を減衰させるものです。
特定範囲の周波数領域のみを通過させる帯域通過フィルタ(BPF)、これとは逆に特定範囲の周波数領域を減衰させる帯域除去フィルタ(BRF)、ある周波数以下を通過させる低域通過フィルタ(LPF)、ある周波数以上を通過させる高域通過フィルタ(HPF)があります。
用途/特長
衛星通信など、弊社の同軸及び導波管フィルタはマイクロ波からミリ波まで幅広くご使用いただいています
60GHz無調整帯域通過フィルタ
8GHz無調整帯域通過フィルタ
マイクロ波・ミリ波用共用器(デュープレクサ)
共用器(デュープレクサ)とは複数の周波数帯域の信号をまとめるものです。
給電線の本数を減らしアンテナを共用することでコストを削減することができます。複数の送信機から入力される信号の共用や、送信波と受信波の共用などを行います。
用途/特長
衛星通信など、弊社の同軸及び導波管共用器(デュープレクサ)はマイクロ波からミリ波まで幅広くご使用いただいています。
DSRC用共用器(誘電体)
18GHz帯共用器(無調整、導波管)
アンテナ・給電用コンポーネント
マイクロ波からミリ波までアンテナをはじめとする給電部品を取り扱っています。
アンテナ・給電用コンポーネント
マイクロ波からミリ波までアンテナをはじめとする給電部品を取り扱っています。
用途/特長
ミリ波帯のセンサーや通信、RFIDなどにご使用いただいています。円偏波発生器、OMT、フィルタなどアンテナ周りの給電系まで、ご使用用途に合わせて提案・製造することが可能です。
44GHz列車無線用ホーンアンテナ
低域通過フィルタ
高域通過フィルタ
60GHzカセグレンアンテナ
60GHzOMT
30GHz複モードホーンアンテナ
各種同軸・導波管コンポーネント
マイクロ波、ミリ波帯で使用される各種同軸・導波管コンポーネント類を 幅広く多数取り扱っております。
本Webに掲載されていないコンポーネントにつきましては、お気軽に御相談下さい。
導波管コンポーネント
マイクロ波、ミリ波で使用される導波管コンポーネント類を幅広く取り扱っています。
用途/特長
船や飛行機、衛星などの搭載品や、加速器、レーダー、防衛用途、通信機器など弊社の導波管コンポーネントは幅広い分野でご使用いただいています。
導波管口径、フランジは各種取り扱っておりますので、ご用命に応じて対応いたします。
直線導波管
テーパー
コーナー
ベンド
ミリ波方向性結合器
(40GHz)
高電力同軸導波管変換器
ミリ波サーキュレータ(60GHz)
導波管切替器
航空機搭載用
導波管ユニット
航空機搭載用
フレキシブル導波管
ねじれ(ツイスト)導波管
ダブルリッジ導波管コンポーネント
ダブルリッジ導波管とは方形導波管の中央上下の内側にある幅のくぼみを長さ方向につけることによって、方形導波管に比べて広帯域で使用可能にしたものです。
用途/特長
船や飛行機などの搭載品や、防衛、通信機器などの各分野において、弊社のダブルリッジ導波管コンポーネントはその性能を高く評価されております。
導波管口径、フランジは各種取り扱っておりますので、ご用命に応じて対応いたします。
船搭載用
ダブルリッジ導波管
ダブルリッジ
Hベンド
ダブルリッジ
同軸導波管変換器
レーダ給電系コンポーネント
気象観測や航空管制用レーダーの給電系コンポーネントを各種取り揃えております。
また、ITU規制に対応した極めて狭帯域で急峻な特性を有したフィルタや、ロータリージョイントを製造しております。
国内で製造している為、ロータリージョイントのメンテナンスは短期間での対応が可能です。
気象・航空管制用帯域通過フィルタ
レーダー用高電力帯域通過フィルタとは国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)の勧告による不要電磁波(スプリアス)抑圧を目的とし、レーダーの高電力に耐えられるように設計された導波管型帯域通過フィルタ(BPF)です。
用途/特長
雨雲などを監視する気象レーダーや航空機の運行を支援するレーダー(ASR:空港監視レーダー、PAR:精測進入レーダー、ARSR:航空路監視レーダーなど)に使用されています。
電波の有効利用を目的とした、近傍周波数のスプリアス除去可能なフィルタも対応しています。
ITU-R勧告に対応するように通過帯域近傍のスプリアスは耐電力性の高い狭帯域TE01nモード円筒導波管帯域通過フィルタで、遠方のスプリアスは広帯域のTE10nモード矩形導波管帯域通過フィルタで減衰させています
X帯レーダー用高電力帯域通過フィルタ
船舶搭載用帯域通過フィルタ
船舶搭載レーダーのスプリアスを抑圧するために使用する導波管型帯域通過フィルタ(BPF)です。
用途/特長
マリンレーダー用帯域通過フィルタは船上の狭小スペースへの設置に対応するために小型化しています。
X帯マリンレーダー用帯域通過フィルタ
高電力低域通過フィルタ
レーダー用高電力低域通過フィルタは気象レーダーや航空管制用レーダーなどの高電力システムに使用可能な導波管型低域通過フィルタです。
用途/特長
吸収型高電力低域通過フィルタは2倍波から3倍波までのスプリアスを抑圧します。フィルタで反射されたスプリアスは抵抗体に吸収されるため装置側に戻らない構造となっています。
広帯域型高電力帯域通過フィルタはワッフルアイアン型を使用し、2倍波から5倍波までのスプリアスを抑圧します。
また、仕様により構造が簡単で低価格にすることが可能なコルゲート型も提供可能です。同軸の一般型及び吸収型高電力低域通過フィルタもご提供可能です。
C帯レーダー用吸収型高電力低域通過フィルタ
S帯レーダー用広帯域型高電力低域通過フィルタ
(ワッフルアイアン型)
レーダー用高電力方向性結合器(カプラ)
レーダー用高電力方向性結合器は気象レーダーや航空管制用レーダーなどの高電力システムに使用可能な導波管型方向性結合器です。
用途/特長
導波管のサイド結合を利用した結合器なので、比較的平坦な周波数特性を持つと共に低い挿入損失を実現しています。
疎結合から密結合まで様々な結合度に対応可能です。
S帯レーダー用高電力方向性結合器
高電力ロータリージョイント(回転継手)
レーダー用高電力ロータリージョイントは気象レーダーや航空管制用レーダーなど高電力システムの回転部分に使用可能なロータリージョイントです。
用途/特長
ロータリージョイントとはレーダーのアンテナなど回転する部分に使用して電波を伝送する部品です。固定側伝送路と回転側伝送路との間でマイクロ波電力を高効率で伝送するように設計されており、回転時の安定した電気特性を保っています。
非接触型は固定部と回転部の伝送用導体が接触していないため、接触型に対してメンテナンス間隔が広くなります。
インターフェイスは導波管型、同軸型、両方を使用した複合型をご用意いたしております。
高電力ロータリージョイント
3チャンネルタイプ
高電力ロータリージョイント
導波管型
高電力ロータリージョイント
複合多チャンネル型
高電力4ポートサーキュレータ
レーダー用高電力4ポートサーキュレータは気象レーダーや航空管制用レーダーなどの高電力システムに使用可能な導波管型サーキュレータです。
用途/特長
高電力4ポートサーキュレータは導波管のマジックY、移相器、ハイブリッド結合器を組み合わせて大電力に対応した移相型サーキュレータです。
アイソレーション端子に高電力終端器を接続して高電力アイソレータとすることも可能です。発振器の出力に接続して負荷の反射波から装置を保護するなどの目的で用いられます。
レーダー用高電力4ポートサーキュレータ
マイクロ波実験装置
マイクロ波加熱やプラズマ発生装置に組み込まれる高電力機器を各種取り扱っております。
マイクロ波実験装置
マイクロ波実験装置は、マイクロ波技術の教育に必要な動作原理、測定方法、基本的な諸特性および取り扱い方法等を習得することができる実験装置です。
各種機器との組合せにより応用実験を行うこともできます。
用途/特長
工業高等学校、工業専門学校、大学の教育実習課程等に広く使用されています。
マイクロ波実験装置
衛星搭載用コンポーネント
衛星搭載用導波管
衛星搭載用導波管は人工衛星などに搭載され宇宙で使用されています。
用途/特長
人工衛星に搭載する導波管です。宇宙ステーション補給機の「こうのとり(HTV)」やインターネット衛星の「きずな」などで使用されています。
衛星搭載用に従来のアルミ製導波管肉厚を約半分にして従来比50%の軽量化を行っています。また、長年培ってきた弊社の導波管加工技術によって、肉厚を薄くしながらもねじれ(ツイスト)導波管やコーナー、ベンドなどの製作が可能です。
(左) 従来の導波管
(右) 薄肉導波管
薄肉ねじれ(ツイスト)導波管
薄肉コーナー導波管
薄肉ベンド導波管
衛星搭載用導波管コンポーネント
衛星搭載用導波管コンポーネントは人工衛星などに搭載され宇宙で使用されています。
用途/特長
衛星に搭載する導波管部品です。宇宙ステーション補給機の「こうのとり(HTV)」やインターネット衛星の「きずな」などで使用されています。
衛星搭載用に小型・軽量化された各種導波管部品を取り扱っています。
フィルタ・終端器など各種製作可能です。
同軸導波管変換器
導波管減衰器
フレキシブル導波管
ハイブリッド結合器
導波管アイソレータ
衛星搭載用同軸コンポーネント
衛星搭載用同軸コンポーネントは人工衛星などに搭載され宇宙で使用さています。
用途/特長
人工衛星に搭載する同軸部品です。宇宙ステーション補給機の「こうのとり(HTV)」やインターネット衛星の「きずな」などで使用されています。
衛星搭載用に小型・軽量化された各種同軸部品を取り扱っています。
ハイブリッド結合器
分配器
衛星搭載用MICアイソレータ
衛星搭載用MICアイソレータは人工衛星などに搭載され宇宙で使用されています。
用途/特長
人工衛星に搭載するマイクロ波集積回路(MIC)のアイソレータです。
宇宙ステーション補給機の「こうのとり(HTV)」やインターネット衛星の「きずな」などで使用されています。
衛星搭載用MICアイソレータ
衛星搭載用MICアイソレータ
加速器用(研究用)コンポーネント
加速器用サーキュレータ
加速器用サーキュレータは研究用の加速器に使用可能な高電力導波管型サーキュレータです。
用途/特長
研究用の粒子加速器の加速器に使用されています。
アイソレーション端子に高電力終端器を接続して高電力アイソレータとすることも可能です。発振器の出力に接続して負荷の反射波から装置を保護するなどの目的で用いられます。
導波管のマジックY、移相器、ハイブリッド結合器を組み合わせて大電力に対応した4ポートの移相器サーキュレータと3ポートのY型サーキュレータがあります。
加速器用4ポートサーキュレータ (500MHz)
加速器用3ポートサーキュレータ (2856MHz)
ウォータロード(水冷ダミーロード、終端器)
加速器用導波管ウォーターロードは研究用の加速器に使用可能な高電力導波管終端器です。
用途/特長
ウォーターロードとは水を電波の吸収材として使用すると共に、効率よく循環させることで発生したエネルギーを熱に変換しています。
研究用の粒子加速器の加速器などに使用されています。
高電力用負荷としてサーキュレータのアイソレーションポートに取り付け、サーキュレータと共に発振器を保護する目的などで用いられます。
加速器用ウォーターロード (500MHz)
加速器用ウォーターロード (X帯)
加速器用ロータリージョイント
加速器用ロータリージョイントは研究用の加速器に使用可能な高電力ロータリージョイントです。
用途/特長
加速器などに使用されています。
ロータリージョイントとはマイクロ波伝送の回転する部分に使用して電波を伝送する部品です。固定側伝送路と回転側伝送路との間でマイクロ波電力を高効率で伝送するように設計されており、回転時の安定した電気特性を保っています。高電力で使用するため低損失化と回転変動の安定化を行っています。
加速器用ロータリージョイント
加速器用結合器(カプラ、ハイブリッド)
加速器用結合器は研究用の加速器に使用可能な高電力結合器です。
用途/特長
加速器などで出力電力のモニタリング用に使用されています。
疎結合から密結合まで様々な結合度に対応可能です。
加速器用方向性結合器
加速器用ハイブリッド(真空系)
加速器用高周波真空窓(RF真空窓)
加速器用高周波(RF)真空窓は研究用の加速器の導波管接続部分に使用可能です。
用途/特長
真空窓とは、加速管内部の超高真空とSF6(六フッ化硫黄)ガスなどの高内圧の導波管の接続を可能とするコンポーネントです。
加速器用真空窓
加速器用導波管ユニット
加速器用導波管ユニットは研究用の加速器に使用可能な高電力導波管コンポーネントを組み合わせたものです。
用途/特長
電子線滅菌装置に使用されています。高電力に対応した接続導波管類、電力分配/合成器、アイソレータ、方向性結合器、真空窓で構成されています。
加速器用導波管ユニット
マイクロ波加熱・プラズマ発生用コンポーネント
マイクロ波加熱/プラズマ発生装置用アイソレータ
マイクロ波加熱やプラズマ発生装置に組み込まれるアイソレータです。
2.45GHz帯アイソレータ
マイクロ波加熱/プラズマ発生装置用パワーモニタ
マイクロ波加熱やプラズマ発生装置用のパワーモニタです。
用途/特長
マイクロ波加熱やプラズマ発生装置に使用されています。
発振器から負荷に入力される電力、負荷から反射される電力を同時に測定することができます。
レンジ切り替えにより、広い電力範囲を表示できます。
2.45GHz帯パワーモニタ
フィルタ及びロータリージョイントなど通信機器組込用、アンテナ共用器、人工衛星・航空機・艦船搭載用や各種レーダ用等に幅広く製品を提供しております。
ディップブレージング
厳しい使用条件をクリアするために、ディップブレージング技術を使用しています。
ディップブレージング技術はこのような製品に使用されています。
・衛星搭載用機器
・航空機搭載用機器
・航空機管理用レーダー
ディップブレージングとは?
加熱したフラックス中に部品を浸漬させ、ろう材を溶かして接合する方法。
金属の溶融温度近くまで加熱できるため通常では出来ないアルミのろう付けが可能。
ディップブレージング技術の特徴
1.均一加熱により変形が少なく精密な接合が可能。
2.複雑な形状のものも容易。
3.一度に複数の部品を処理可能。
ディップブレージング炉
1.フラックス炉内温度 600℃
2.炉内寸法 (W/D/H)
610x610x1068mm
3.電極方式
アプトンタイプ黒鉛電極
その他のアルミ接合技術
トーチ型アルミろう付け装置
複数のガスバーナーで同時に加熱、さらに前後に動かし均一に加熱する。火力や加熱時間をプログラミングによりコントロールし、ろう付けを自動で行なう。
VSAT(超小型地球局)に使用されるLNBを各周波数に応じて各種取り揃えております(C-band、X-band、Ku-band、Ka-band)。当社技術力により小型・低雑音を実現しております。
衛星通信コンポーネント | C-Band LNA C-Band PLL LNB C-ER PLL LNB Ku-Band PLL LNB X-Band ER PLL LNB Ka-Band ER PLL LNB |
---|
衛星通信機器の低価格化により、インターネットの送受信を行うサービスが欧米にて開始されています。また、広域性・同報性・即時性に優れた衛星通信は、災害時にも威力を発揮します。
当社では、企業内の通信ネットワークを低コストで実現する超小型衛星通信地球局(VSAT:Very Small Aperture Terminals = 小口径アンテナを使用する小型地球局)の開発を積極的に進め、そのアウトドアユニットを生産しています
衛星通信コンポーネント
C-Band LNA
FEATURES
Low Noise Amplifier
Reliability by design
High Quality by design
Low cost by design
Small, Light weight, Easy to install
SPC Electronics Corp, a global leader in the design,manufature,supply of LNB of VSAT has a wealth of experience in providing significant supplies to fulfill the needs of the wireless market.
C-Band PLL LNB
FEATURES
High Stability, Low Noise Converter
Reliability by design
High Quality by design
Low cost by design
Small, Light weight, Easy to install
C-ER PLL LNB
1dB Gain Compression +10dBm
Suitable for high data rate digital communication applications
Low power consumption
Low power consumption
Low noise
SPC Electronics America, Inc., 105 Technology Pkwy., Norcross, GA 30092 Tel : (770)446-8626 Fax : (770) 441-2380
Ku-Band PLL LNB
X-Band ER PLL LNB
Ka-Band ER PLL LNB
18GHz帯から60GHz帯まで高帯域に対応した準ミリ波・ミリ波帯モジュールを開発・生産しております。周波数高安定度、低位相雑音のフロントエンドモジュールや周波数コンバータを提供しております。
近年の情報通信分野において高速・大容量化は重要なテーマであり、その情報の持つ広帯域性からミリ波帯(30GHz以上)の利用が積極的に行われています。またミリ波帯を使用することで装置の小型・軽量化も併せて実現可能となるなど非常に多くの利点を有しています。
一方情報通信分野以外では、車載用衝突防止レーダに代表されるような計測・センシング分野でもミリ波帯が利用されています。そこで重要になるのは装置のキーコンポーネントとなるフロントエンドモジュールの開発であり、当社ではこれまで18GHzから60GHzまでの周波数範囲に対応したモジュールを開発・生産しております。
準ミリ波・ミリ波送受信製品
18GHz帯フロントエンドモジュール
本製品は、18GHz帯FWA(Fixed Wireless Access)用無線伝送装置に組み込まれる RF モジュールです。
無線伝送装置の主な用途は、インターネットアクセス、IPネットワーク、WAN / LAN、セキュリティーモニターなどです。
23GHz帯フロントエンドモジュール
本製品は、23GHz帯FWA(Fixed Wireless Access)用無線伝送装置に組み込まれる RF モジュールです。
無線伝送装置の主な用途は、インターネットアクセス、IPネットワーク、WAN / LAN、セキュリティーモニターなどです。
DUPLEXERの低損失化により、良好な送信歪み特性、受信NF(雑音指数)特性を実現しています。
60GHz帯周波数コンバータ
本装置はWirlessHD信号及びTG3c信号用途で広帯域信号を60GHz帯のミリ波で送受信するための、アップ/ダウンコンバータ機能を有します。
マイクロ波からミリ波帯まで周波数帯域に応じて、各種製品を取り揃えており、高効率増幅器技術、小型・低損失フィルタ技術の融合により、最適化設計やカスタマイズに対応しております。
マイクロ波発振器(RF DRIVER)はPLOを内臓した発振源であり、出力周波数、出力パルス幅を変えることができます。
高出力マイクロ波発振器 | S帯マイクロ波発振器 (S帯RF DRIVER) |
---|
S帯マイクロ波発振器 (S帯RF DRIVER)
S帯(Sバンド)のマイクロ波発振器(RF DRIVER)は、PLOを内蔵しており高安定なRF信号を増幅し、240W以上のRFパルス信号を出力します。フロントパネル操作、外部制御により出力周波数やRF出力パルスの幅を変えることができます。
またS帯(Sバンド)のマイクロ波発振器(RF DRIVER)は、クライストロンアンプのドライブ用、各種発振源として使用できます。
C帯マイクロ波発振器 (C帯RF DRIVER)
C帯(Cバンド)のマイクロ波発振器 (C帯RF DRIVER)は、PLOを内蔵しており高安定なRF信号を増幅し、300W以上のRFパルス信号を出力します。フロントパネル操作、外部制御により出力周波数やRF出力パルスの幅を変えることができます。出力電力150Wタイプもございます。
またC帯(Cバンド)のマイクロ波発振器 (C帯RF DRIVER)は、クライストロンアンプのドライブ用、各種発振源として使用できます。
高周波線形増幅器は、高出力電力(ハイパワー)、高電力利得(ハイゲイン)であり、かつパルス内位相、パルス内振幅(DROOP)などRF特性の優れた製品です。