TS-102形非常災害用短波無線機
戦後になつてTX形の可搬型電信用無線機が配備されたが
昭和37年5月には電波法の一部改正が行われ従来の無線機は規格外外れとなるため
36年10月プレストークによるTS-102形無線機(SSB方式 電信 電話共用で
50W)に取り換えられた 周波数割り当ても6534KHz 4905KHz
3757.5KHz 3810KHzに変更された
昭和43年になると送信機の終段管を除きトランジスタ化され SSB方式
電話機専用機となり一層小型化 軽量化された
電電公社時代の非常用短波無線昔昔・・衛星通信も無い時代に電電公社は地方通信局と本社などを結ぶ非常用の無線電話(TS-301)や地方局同士の非常用短波無線(TS-102)が配備され通信孤立時に備えていた地方通信局(TS-301)は300Wでアンテナは短波アドコックアンテナで即ざに使えるようになつていたが地方局同士の短波通信機(TS-102)50Wは常時は倉庫に保管され非常にアンテナ(ロングワイヤー)やダブレットアンテナをそのつで設営して運用していた当時はマイクロ無線中継所に配備された私が勤務した下田のこのTS-102の真空管の無線機があり月1回の定時通信時はそのつどアンテナを屋上に設営して訓練してましたとのきの思い出で・・尾鷲無線中継に新しくTS-102が配備されるので電波検査時の実通試験に尾鷲と通信せよとの命令でした周波数は3MHz~6MHzに5チャンネルありCH1-3180KHzCH2-3687.5KHz,CH3-3757.5KHzCH4-4905KHz,CH5-5345.0KHzでしたがその電波検査時間がお昼ごろだつたと思います当時私は新入社員でしたがアマチュア無線をやつていたのでまかされましたが指定された周波数が3MHz帯であつたのでアマチュア無線の体験より昼間の3MHz帯での尾鷲との通信は困難ですと進言したが3MHz帯で試験が始まったがS1ぐらいでやつと通信できたが電波管理局から注意を受けた記憶があります このTS-102はその真空管からトランジスターのTS-102Trに更新されたがアンテアカプターだけはかわらなかつたこのカプラーは手動でしたが3Aの高周波電流計がありこれを最大調整し使ってましたが衛星通信や自動車電話や携帯電話が出来て廃止された昔昔のお話しでした
TZ-151連絡用無線機 150.25MHz 152.25MHz
TZ-151連絡用無線機 150.25MHz 152.25MHz
電電公社で無線連絡用に 150.25MHz 152.25MHzの2波
で使ってました車載機とポータブル無線機がJRC製で1Wで重宝しましたが
アンテナが金属での巻き尺のリボンアンテナで折れやすかつたんです
あるとき先輩が山上の無線中継所の地局選定に行き行方不明となり
何度無線で読んでも応答なし
だいぶたってから救助依頼の無線連絡が聞いたところアンテナが折れ連絡
できななかつたとのことだがANT端子に水筒(アルミ製)を接触させ
いま通信しているとのこと・・・水筒は金属製にかぎる(笑い)
直線検波器 WK-212
日電製作所 V-1号 C 特殊聴話増幅器 1972年製