航空自衛隊の装備品一覧
航空機
戦闘機
F-35A/B ライトニングII A型22機
※調達予定数
A型105機
B型42機
21機 米ロッキード・マーティン製第5世代ジェット戦闘機。
航空自衛隊初のステルス戦闘機であり、2016年度までに最初の4機が導入された
F-15J/DJ イーグル
F-15J:165機
F-15DJ:48機
201機 1981年に導入された米マクドネル・ダグラス(現:ボーイング)製要撃戦闘機(FI)で、DJ型(画像下)は複座型。最初の2機が輸入、3〜10号機が三菱重工業でのノックダウン生産、以後の機体はライセンス生産である。1984年度以前に発注された機体はPre-MSIP機、1985年度以降に発注された機体はJ-MSIP機に大別され、現在J-MSIP機に該当する機体に対してレーダー換装等の近代化改修が行われている。
F-2A/B ※バイパーゼロ
F-2A:64機
F-2B:34機
91機 2000年に導入された支援戦闘機(FS)で、米ジェネラル・ダイナミクス(現:ロッキード・マーティン)製F-16戦闘機をベースに日米共同で開発が行われた。B型(画像下)は複座型。現在はAAM-4BやJDAM等の兵装搭載やレーダー換装といった能力向上改修が進められている。
※調達予定数
A型105機
B型42機
21機
航空自衛隊初のステルス戦闘機であり、2016年度までに最初の4機が導入された
F-15DJ:48機
201機
F-2B:34機
91機
輸送機・空中給油輸送機
C-1 | 31機 13機 | C-46Dの後継として開発された川崎重工業製戦術輸送機。1971年導入。 試作1号機(28-1001号機)は飛行試験機C-1FTBとして、量産21号機(78-1021号機)は電子戦訓練支援機EC-1に改造されている。随時C-2と随時交代・退役する。 |
C-130H | ハーキュリーズ ※ハーク | 16機 14機 | 1984年に導入された米ロッキード製戦術輸送機。全機が完成機輸入である。 一部の機体はイラク派遣時に塗装の変更(画像下)、ミサイル警報装置、チャフ/フレア・ディスペンサー等の搭載改修を施された他、2機が空中給油機(KC-130H)としての改修を施されている。 |
C-2 | ブルーホエール[1] | 11機 ※調達予定数22機 | 現行のC-1の後継として海上自衛隊のP-1哨戒機と共同開発された川崎重工業製戦術輸送機。 2016年6月に量産初号機が航空自衛隊に引き渡された。試作2号機(18-1202号機)は2018年度に次期機上電波測定装置を搭載したRC-2電波情報収集機に改修されている。 |
KC-130H | ハーキュリーズ ※KCハーク | ※2機 | C-130Hから改修された空中給油・輸送機。2010年導入。 2機(85-1080、95-1083号機)にブローブ・アンド・ドローグ方式空中給油用ポッドの増設、 及び空中給油受油能力の付与の改修がなされている |
B-777-300ER | 2機 | B-747-400の後継機として2014年に選定された日本国政府専用機。2019年度導入 |
KC-767 | KC-767J(ボーイング社における名称) | 4機 | 2008年に導入されたフライング・ブーム方式の空中給油・輸送機。開発母機はボーイング767-200ER |
KC-46A | ペガサス | ※調達予定数6機 | KC-767の改良型で、中期防衛力整備計画(26中期防)において調達が決定した空中給油・輸送機。2021年導入予定。 ※画像は米空軍KC-46A |
U-4 | 5機 | 米ガルフストリーム製多用途支援機。1997年導入 |
早期警戒機・早期警戒管制機
E-2C | ホークアイ | 13機 | 1983年に導入された米グラマン製早期警戒機(AEW)。 2005年からHawkeye2000相当に改修された機体が配備開始される |
E-2D | アドバンスド・ホークアイ | 1機 ※調達予定数13機 | 米ノースロップ・グラマン製早期警戒(管制)機(AEW&C)。 E-2Cの近代化型。 ※画像は米海軍E-2D |
E-767 | ※J-WACS(ジェイワックス) ;米軍において) | 4機 | 1998年に導入された米ボーイング製早期警戒管制機(AWACS)。 2005年度予算から「早期警戒管制機(E-767)レーダー機能の向上」として改修予算が認められている。 |
練習機・航法訓練機・連絡機
T-400 | 13機 | 1994年に導入された米レイセオン(現:ホーカー・ビーチクラフト)製多発機乗員訓練機。 |
T-7 | 49機 | 2003年に導入された富士重工業製初等練習機 |
T4 | ※ドルフィン | 212機 196機 | 川崎重工業製中等練習機。1988年導入。 ブルーインパルス使用機(画像下)は戦技研究仕様機と呼ばれる改修機である |
電子戦訓練支援機・電子測定機
EC-1 | ※1機 | 1986年に導入された電子戦訓練支援機。C-1量産21号機(78-1021号機)から改造される |
YS-11EA | ※スーパーYS | ※2機 | 電子戦訓練支援機。YS-11E(12-1162、12-1163号機)から改造される。 ※画像はYS-11EB。 |
YS-11EB | ※スーパーYS | ※4機 | 1992年に導入された電子測定機(電子情報収集機、ELINT機)。1機がYS-11C(82-1155号機)、1機がYS-11P(02-1159号機)、2機がYS-11EL(92-1157、12-1161号機)から改造される |
RC-2 | ※1機 ※調達予定数3機 | 2020年にYS-11EBの後継として導入された電波情報収集機。初号機は2018年にC-2試作2号機(18-1202号機)から改造される |
捜索救難機
U-125A | 28機 26機 | 1995年から導入された救難捜索機。内2機(画像下)は自己防御装置を装備している。 |
飛行点検機
U-125 | 3機 2機 | 飛行点検機。1992年導入。 | ||
U-680A | 3機 3機 | YS-11FCの後継及びU-125の損耗補完として2020年に導入された米テキストロン社製飛行点検機。 |
実験機
X-2 | 先進技術実証機、ATD-X ※心神 | 1機 | 将来の国産戦闘機開発に適応できるステルス性・高機動性等の技術蓄積を目的とした実験機。2016年飛行試験開始、2017年度試験終了 |
C-1FTB | 1機 | C-1輸送機 試作1号機(XC-1:#001)を飛行試験終了後にシステム・エンジン・装備品の飛行実験機に改修したもの。飛行開発実験団(岐阜基地)に配備 |
捜索・救難ヘリコプター
UH-60J | ブラックホーク ※J II(能力向上型の部隊内通称) | 62機 40機 | 米シコルスキー製捜索救難ヘリコプター。1991年導入。48-4579号機以降はアビオニクスを強化しチャフ/フレア・ディスペンサー、ミサイル警報装置を追加装備したSP型である。98-4588号機以降は空中給油用の受油ブローブが装備されている(画像中)。2015年度以降に納入される機体(58-4593号機〜)は能力向上型のUH-60J(部隊内通称J II、画像下)である |
輸送ヘリコプター
CH-47J/J(LR) | チヌーク | CH-47J:16機 CH-47J(LR):15機 CH-47J(LR):15機 | 米ボーイング製輸送ヘリコプター。1986年導入。レーダーサイト・ミサイルサイトへの補給が主任務だが、副次的に救難輸送にも使用される。2002年以降調達されているLR型(画像下)[27]は陸上自衛隊CH-47JAと同様の改良型で、気象レーダーの追加、胴体側面の燃料タンクの増大、アビオニクスの更新等がなされている。初期導入機体から順次用途廃止されており、従来型CH-47Jは2013年に全機退役している |
無人機
RQ-4B | グローバルホーク | ※調達予定数3機 | 中期防衛力整備計画(26中期防)において導入が決定した米ノースロップ・グラマン製無人偵察機。 2021年度導入予定。※画像は米空軍RQ-4B |
航空機搭載装備
空対空誘導弾
90式空対空誘導弾 | AAM-3 | 1,936発[29] | 三菱重工業製 パッシブ二波長光波ホーミング(IR/UVH)方式空対空ミサイル。1992年度導入。 F-15J/DJ、F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能 |
99式空対空誘導弾/(B) | AAM-4/AAM-4B | 440発 (+200発) | 三菱電機製 アクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)方式空対空ミサイル。 改修を受けたF-15J/DJ及びF-2A/Bに搭載可能。 2010年度予算から改良型の99式空対空誘導弾(B) (AAM-4B、画像下)の調達が開始された |
04式空対空誘導弾/(B) | AAM-5/AAM-5B | 110発 (+400発) | 三菱重工業製 赤外線画像誘導(IIR)方式空対空ミサイル。改修を受けたF-15J/DJに搭載できる他、将来的にはF-2A/Bにも搭載される予定。 改良型の04式空対空誘導弾(B) (AAM-5B、画像下)の開発も始まっている |
AIM-9B/E/P/L/M/X | サイドワインダー | AIM-9L:4,541発 | 米ゼネラル・エレクトリック/レイセオン製 赤外線ホーミング(IR)方式空対空ミサイル。最初のモデルであるB型は1961年度より導入され、以後三菱重工業によりライセンス生産される。 B/E型はF-86F、F-104J/DJ、F-1、T-2(後期型)に、P型はF-4EJ、F-104J/DJ、F-1、T-2(後期型)に、L/M型はF-15J/DJ、F-4EJ/EJ改/RF-4EJ、F-1、F-2、T-2(後期型)に搭載可能。 B/E/P型は退役済。2015年にはF-35用として最新型のAIM-9Xの調達が決定している |
AIM-7E/F/M | スパロー | AIM-7F/M:3,098発 | 米レイセオン製 セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)方式空対空ミサイル。最初のモデルであるE型は1974年度よりライセンス生産で導入される(現在は退役済)。 F-15J/DJ、F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能(F/M型) |
AIM-120B/C-5/C-7 | AMRAAM | B/C-5型:125発 | 米レイセオン製 アクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)方式空対空ミサイル。 1990年代後半にB及びC-5型がAAM-4との評価用に試験導入され、改修を受けた一部のF-15J/DJ(飛行教導隊所属)に搭載された。(全弾試射済) 2014年12月にはF-35用としてC-7型の日本への輸出が承認された。 ※画像は米空軍のAIM-120 |
空対艦誘導弾
80式空対艦誘導弾 | ASM-1 | 三菱重工業製 アクティブ・レーダー誘導(ARH)方式空対艦ミサイル。 1982年度導入。F-1、F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能。 派生型として海上自衛隊の91式空対艦誘導弾(ASM-1C)がある |
93式空対艦誘導弾/(B) | ASM-2/ASM-2B | 243発 (+45発)[29] | 三菱重工業製 赤外線画像イメージ誘導(IIR)方式空対艦ミサイル。 1995年度導入。F-4EJ改、F-2A/Bに搭載可能。 93式空対艦誘導弾(B)(ASM-2B)は中間誘導にGPS誘導方式を追加した改良型である |
ASM-3/(改) | 現行のASM-1及びASM-2の後継として2018年1月に開発が完了した慣性(INS)/GPS誘導(中間段階)+アクティブ/パッシブ複合誘導(ARH/PRH 終末段階)方式空対艦ミサイル。 射程の短さから実戦配備はされず、2020年度から2025年度までASM-3(改)が開発される。改型はF-2に搭載しての運用を想定している |
Joint Strike Missile | JSM | 2019年に導入が決定したノルウェーのコングスベルグ製空対艦ミサイル。F-35Aに搭載しての運用を想定している |
爆弾・訓練用ディスペンサー・投下装置
Mk.82 | 500ポンド無誘導爆弾。 1974年度よりFMS調達で導入。F-15J/DJ、F-4EJ/EJ改、F-1、F-2A/B、T-2(後期型)に搭載可能。 |
91式爆弾用誘導装置 I/II型 | GCS-1 | 上記のMk.82 500ポンド爆弾に付加された国産の赤外線ホーミング誘導装置。 F-15J/DJ、F-4EJ改、F-1、F-2A/Bに搭載可能。 Mk.117 750ポンド爆弾用も開発されたが、そちらは採用されていない |
GBU-38/B | JDAM[32] | 上記のMk.82 500ポンド爆弾にGPS/INS誘導装置を付加した精密誘導爆弾(及び 追加キット)。 2007年度導入。F-2A/Bに搭載可能 |
GBU-31 | JDAM | 2016年3月に調達が決定した2000ポンド精密(INS/GPS)誘導爆弾 |
GBU-54 | LJDAM(レーザーJDAM) | 上記のGBU-38にセミ・アクティブ・レーザー・ホーミング誘導(SALH)方式を追加した精密誘導爆弾。 F-2A/Bに搭載可能。2015年7月時点で築城基地第6飛行隊において訓練弾の配備が確認されている。 |
GBU-39 | SDB | 2015年12月に調達が決定した精密誘導爆弾 |
GBU-12 | ペイブウェイ | 2016年3月に調達が決定した500ポンド精密(LOSBR)誘導爆弾 |
CBLS-200 | 訓練用ディスペンサー。 BDU-33 25ポンド訓練用爆弾を4発携行できる他、ハイドラ70 70mmロケット弾を4発携行する事ができる。 F-1、F-2A/B、F-4EJ/EJ改、T-2(後期型)に搭載可能 |
BDU-33 | ※青ナスビ、金魚 | 25ポンド訓練用爆弾。CBLS-200等を介して搭載される |
TER-9A/A改 | トリプルエジェクターラック ※ター | Mk.82 500ポンド爆弾(GCS-1搭載型含む)を3発懸吊できるエジェクターラック。 F-4EJ/EJ改用のTER-9/A及び、F-2A/B用のTER-9/A改がある |
曳航標的・水上標的・無人標的機
AGTS | 機関砲の射撃訓練に使用される標的曳航装置。F-15J/DJ、F-4EJ改に搭載可能。 F-15J/DJに搭載するものはRMK-35トゥリール及びTDK-39ターゲットセットで構成される |
RMK-19A/A47U-3 | NPT-IR-1赤外線ミサイル標的やTDU-37Bレーダー誘導ミサイル標的を曳航する装置で、ミサイルの射撃訓練に使用する。 F-4EJ/EJ改に搭載可能 |
JAQ-1 | 射撃訓練に使用する非回収型の水上標的。F-4EJ/EJ改、F-1に搭載可能の他、将来的にはF-2にも搭載される予定 |
J/AQM-1B | 対空ミサイル射撃訓練用の再利用可能な自律型標的。F-15J/DJ、F-4EJ改に搭載可能 |
空対空用小型標的 | AQM-2 | 非回収型の空対空ミサイル射撃訓練用の小型標的。F-15J/DJに搭載可能 |