このうち1面には、黒い帽子とコートを身につけ、バルコニーの中央に立つキム・ジョンウン総書記の写真が載っています。
キム総書記の服装について、韓国メディアは「祖父であるキム・イルソン主席の代表的な装いであり、祖父を連想させることで、軍に絶対的な忠誠を求めたものと解釈される」と伝えています。
また、リ・ソルジュ夫人や娘の姿も確認できます。
「超大型ロケット砲」と呼ばれる短距離弾道ミサイルなどが確認できます。
そして、新型と見られる片側9輪の移動式発射台に搭載された迷彩色のミサイルが写っています
最近の軍事パレード
3年前には、朝鮮労働党の創立75年に合わせて、10月10日の午前0時からキム・ジョンウン総書記が出席し、軍事パレードが行われ、片側11輪の車両に載せられた新型のICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星17型」が初めて登場しました。
また、去年4月25日に朝鮮人民革命軍の創設90年に合わせて行われた軍事パレードでは、ICBM級の「火星17型」や「火星15型」のほか、新型とみられるSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル、極超音速ミサイルとされる「火星8型」などを公開しました。
キム総書記は演説で「わが国の核武力を最大限の速度でさらに強化、発展させるための措置を取っていく」と述べ、核・ミサイル開発を加速する姿勢を強調しました。
おととし1月14日には、朝鮮労働党の党大会の記念行事として軍事パレードが行われ「北極星5」と記された、新型とみられるSLBMなどを公開しました。
松野官房長官「米韓と連携して 警戒と監視に全力」
そのうえで「政府としては引き続き、アメリカ、韓国などとも緊密に連携しながら、必要な情報の収集や分析、警戒と監視に全力を挙げていく」と述べました。