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システム通信のスペシャリストを目指し、陸上自衛隊員が野外訓練。演習場を密着レポート

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現在の一般的な家庭用蓄電池は、保証期間が約10~15年が目安であり、100年持つ製品はまだ開発途上です。寿命を延ばすには、メーカー保証期間を過ぎても使用できる場合があるため、過度な充放電を避け、設置環境を考慮することが重要です。ただし、100年を目標とした「超長寿命蓄電池」の実用化に向けて、新素材の開発などが進められています。


現在の蓄電池の寿命と一般的な目安
保証期間:メーカーの保証期間は、一般的に10~15年です。一部、20年保証の製品も販売されています。
実際の寿命:保証期間を過ぎてもすぐに使えなくなるわけではありません。ただし、使用とともに充電できる容量は徐々に低下していきます。
寿命に影響する要因:寿命は、製品の仕様、使用頻度、設置場所の気温や湿度などによって大きく変動します。


100年後を見据えた技術開発
超長寿命蓄電池:100年持続可能な蓄電池の実現を目指し、新素材の開発が進められています。
実用化への期待:再生可能エネルギーの普及を支える技術として、超長寿命蓄電池は将来的に期待されています。
寿命を延ばすためのポイント
正しい理解:蓄電池は、容量が低下しても急に使えなくなるわけではないことを理解する。
使い方を工夫する:充放電のサイクルを考慮し、過度な充放電を避ける。
設置環境に配慮する:温度や湿度の影響を軽減できるような設置場所を選ぶ。

寿命を延ばすためのポイント
正しい理解:蓄電池は、容量が低下しても急に使えなくなるわけではないことを理解する。
使い方を工夫する:充放電のサイクルを考慮し、過度な充放電を避ける。
設置環境に配慮する:温度や湿度の影響を軽減できるような設置場所を選ぶ。


寿命100年の技術開発
ダイヤモンド電池: ダイヤモンドを放射性同位体でコーティングし、放射線崩壊のエネルギーを電気に変換する技術が研究されています。この技術は、長寿命の電池を必要とする宇宙や地下などの特殊な環境での利用が期待されています。

新素材開発: 東北大学では、放射光を使った化学イメージング技術を駆使し、充放電による電極劣化を3次元で可視化する技術を開発しました。これにより、全固体電池などの次世代蓄電池の長寿命化への貢献が期待されています。
人工知能(AI)の活用: 次世代固体電解質の研究開発には、AIが重要な役割を果たし始めています。


人工知能(AI)の活用: 次世代固体電解質の研究開発には、AIが重要な役割を果たし始めています。
超長寿命蓄電システムの開発: 中国のCATLは、リン酸鉄系リチウムイオン電池を用いた超長寿命の蓄電システム「天恒」を発表しました。最大1万5000回の充放電が可能で、5年間は劣化がないとされています。




現時点では「寿命100年」の蓄電池は実用化されていませんが、炭素繊維の一種であるカーボンナノチューブなどの新素材を活用し、長寿命化を目指した次世代蓄電池の研究・開発が進められています。


カーボンナノチューブと長寿命化
蓄電池の長寿命化には、内部抵抗の低減や電極の劣化抑制が不可欠です。カーボンナノチューブは、その優れた特性から、これらの課題を解決する有望な素材として期待されています。
導電性の向上: カーボンナノチューブは高い導電性を持つため、電極に組み込むことでバッテリーの内部抵抗を減らし、充電速度を向上させます。

劣化の抑制: カーボンナノチューブは、電池内の化学反応による電極の劣化を抑える効果があります。これにより、バッテリーのサイクル寿命を大幅に伸ばせる可能性があります。


寿命100年を目指す研究動向
「寿命100年」という目標は、耐久性に優れた新素材や全固体電池などの技術革新によって、将来的な実現を目指すためのものです。
新素材「GMS」による長寿命化
2025年10月には、テレビ東京の番組で、**新素材「GMS」**を用いた「寿命100年」の充電池を目指す研究が紹介されました。


素材特性: 「GMS」は内部が空洞の3D構造を持つ炭素素材で、バッテリーの膨張による変形や劣化を防ぐ効果が期待されています。
効果: 電池の長寿命化に加え、急速充電や高出力化も可能にするとされています。


カーボンナノチューブ活用事例
2025年7月には、カーボンナノチューブを電極材料に活用することで、蓄電デバイスの寿命を2倍に延ばす技術が発表されています。
東北大学の研究
2023年4月には、東北大学がカーボン新素材の発見により、リチウム空気電池の長寿命化に成功したと発表しました。


まとめ
現時点で「寿命100年」の蓄電池を購入することはできませんが、カーボンナノチューブなどの炭素系新素材は、長寿命化に向けた重要な研究開発テーマであり、将来的に実用化される可能性があります。



https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/202510/17621.html








Check out this video from this search, 寿命100年の蓄電池 https://share.google/LFGcK54BjxrFByDTV






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陸上自衛隊では周波数の誤申請により、約5年間も災害用ドローン40機が使用できない状態になっていました。これは、ドローンを運用する際に国(総務省)への許可申請で誤った周波数情報で手続きを進めたことが原因で、2025年7月に正しい手続きを完了したことで使用可能になりました。
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事案の概要
原因:陸上自衛隊が2020年に調達した米国製の災害用ドローン「UAV災害用1型」について、事前に周波数情報を納入業者に伝えておらず、情報入手にも時間を要しました。さらに、その後の総務省への許可申請で誤った周波数情報を提出したため、承認を得ても実際にはドローンが異なる周波数を使用することが判明し、使用できない状態でした。


経緯:
2020年7〜8月: ドローン40機を納入。
2023年5月: 総務省が許可決定するも、周波数不一致が発覚。
2025年4月: 正しい周波数を総務省に申請し直し。
2025年7月: 使用可能に。


再発防止策
会計検査院の指摘を受け、陸上自衛隊は調達仕様書に周波数情報を確実に受け取るための記載要領を改正し、関係部署に周知しました。
防衛装備庁は、今後同様の事態が生じないよう再発防止に努めるとしています。
なお、陸上自衛隊が保有する他の機種のドローンは問題なく、災害派遣で支障はなかったと報じられています。

自衛隊を保有するドローン

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偵察用ドローン
 陸自の偵察用ドローンは、有事には偵察・観測任務のため使用されるが、災害時は状
況偵察・要救助者捜索などに使用される。ドローンの本格的導入の遅れが影響していることもあり現在運用されているドローンの多くは外国製である。

Parrot『ANAFI』
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ANAFI(アナフィ)は、フランスのParrot社が開発した小型ドローンである。重量320gと軽量で、折り畳み可能な設計により携行性に優れている。4K HDRビデオ、CMOSセンサー(2100万画素)を搭載しており高品質の画像撮影ができる。オペレーターによる操作に加えて、GPS受信機と自律飛行機能の組み合わせにより事前に設定したルートに沿った正確な飛行が可能である。陸上自衛隊は2019年度にANAFIを災害用ドローンII型として導入し、普通科部隊等に配備し前線での偵察などに使用している。


サイズ 格納時:244 × 67 × 65mm
展開時:175 × 240 × 65mm
重量 320g
最大飛行時間 25分


日立製作所・川田工業『JUXS-S1』

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JUXS-S1は、日立製作所と川田工業が共同開発した近距離偵察用UAVである。陸自は2011年からJUXS-S1を「UAV(近距離用)」として配備を始めている。機体は強化発泡スチロール製で、軽量化と強靭性を両立しているため手投げによる離陸、胴体着陸による機体回収が可能になっている。

 JUXS-S1は、小型無人航空機と地上装置(制御装置、伝送処理機材、アンテナ)で構成される。機材は専用バッグに収納し、2名で運搬する。操作はPanasonic製タフブックで行うが、GPS機能により自律飛行も可能である。JUXS-S1の搭載機器は明らかにされてないが、光学カメラ・赤外線カメラを搭載していると見られている。

サイズ 全長:約1m
全幅:約1.5m
重量 3.9kg


Aeryon『SkyRanger』

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スカイレンジャー(SkyRanger)は、カナダのエリヨン社が開発した4基の小型ローターを備えるクワッドコプターである。同機は世界の防衛、公安機関で広く導入され、偵察・監視用に使用されている。最大瞬間風速25m、摂氏-30~+50℃の環境下でも運用が可能。内蔵バッテリーによる滞空時間は約50分。専用タブレット端末による操縦のほか、GPS、慣性航法装置(IMU)、ジャイロを併用する完全自律飛行にも対応する。同機は、スタビライザー付EO/IR(電子光学/赤外線)カメラ、3軸スタビライザー付き高解像度カメラ、3軸スタビライザー付き30倍カメラを用途に応じて選択・搭載可能。折り畳んで専用バッグに収納し、隊員が背負って運搬することもできる。

 陸自は、2018年からスカイレンジャーを「UAV(狭域用)」JDXS-H1として導入している。北海道胆振東部地震では10機以上のスカイレンジャーが被害状況調査のため投入された。

サイズ 80cm(展開時)
重量 4.5kg
最大飛行時間 50分


Boeing Insitu『ScanEagle2』

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スキャンイーグル(ScanEagle)は、ボーイング・インシツ社がシースキャン(SeaScan)をベースとして気象観測やマグロ漁船向けの魚群探査用に開発したドローンである。機体後部にエンジンとプロペラを搭載するプッシャー型推進方式を採っている。

 スキャンイーグル2は、センサーターレットを大型化して搭載能力を強化している。同機の最大速度は148km/h、滞空時間は14時間。GPS航法装置によるプログラム飛行や遠隔管制による飛行が可能である。静粛性に優れており偵察任務に適している。

 スキャンイーグルは、機首下面に電子光学センサー、中波長赤外線センサー、EO/IR(電子光学/赤外線)センサーを任務に応じて選択・搭載することができる。機能向上型では合成開口レーダーを搭載、取得したデータをリアルタイムに共有できるようになった。

空気圧式のカタパルトで発進し、スカイフックによって回収されるため、発進・回収に広いスペースを必要としない。スカイフックは、地上から折り畳み式のアームで鉛直に張ったケーブルに、主翼端についたフックを引っ掛けて機体を回収する。

 陸上自衛隊は、スキャンイーグル2を「UAV(中域用)」の名称で2019年から本格的に導入し師団/旅団の情報隊に配備を進めている。

サイズ 全長:1.55m
全幅:3.11m
重量 26.5kg
最大飛行時間 14時間


輸送用ドローン
 陸自が現在正式に採用している輸送用ドローンはないが、民間の輸送用ドローンを防災訓練や「南海レスキュー2024」などで試験運用しており、実績によって将来導入を行うと見られている。輸送用ドローンは、有事では武器、弾薬などを前線に輸送するのが主任務であるが、災害時には水、医薬品、食料などを被災地に輸送するために使用できる。陸自は、2025年度予算案で「輸送用ドローンの調査・実証」に12億円を計上している。隊員不足に悩んでいる陸自には「輸送用UAV」の早期導入が望まれる。


三菱重工業『中型無人機JX0180』
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三菱重工業は「中型無人機」を開発し、現在飛行試験を行っている。同機は、6枚のローターを装備し、ペイロードは200kgに達する。現在はバッテリーで飛行するため滞空時間は20~30分程度であるが、ハイブリッド・エンジンの搭載も計画されており滞空時間は約2時間に延伸される予定である。

 同社はまたシングルローター型の「小型無人機」を開発しており、「中型無人機」と共同して捜索・輸送ミッションに充てることを目指している。

川崎重工業『K-RACER』
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K-RACERは、川崎重工業が開発した無人ヘリコプターである。同機の最大速度は140km/h、航続距離は100km以上。K-RACER-X2は、メイン・ローター直径をK-RACER-X1の5mから7mに拡張したことで標高0mでの積載量を100kgから200kgに増大させている。また、標高3,100mの地点に100kgの物資を輸送できるようになっている。同機は、物資の荷揚げから荷下ろしまでの一連のプロセスを人手の介在無しで実施可能であることを「南海レスキュー2024」で実証している。

三菱重工業の中型ドローンが水を運搬する様子。































































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